学校法人岩手キリスト教学園認定こども園 ひかりの子

2023.03.31

ふれあいコンサートの様子

3月3日、ふれあいコンサートが父母の会主催で行われました。
本物の楽器を見たり、演奏を聴いたりしながらいろいろな音やリズムの楽しさを味わってほしいというねらいからトリオ・ヴィオレさんに依頼し、ホールで行いました。
子どもたちは、テナーホーンやトロンボーン、ピアノの音に最初は少し緊張したり驚いたりしましたが次第に保育者や友だちと楽器が奏でる音楽に耳を澄ませていました。1部で行われた大型絵本を用いた「はらぺこあおむし」では、演奏に合わせて口ずさみながら体を揺らし楽しんでいました。2部では、トリオ・ヴィオレさんへの質問タイムがあり、「どうしてピアノを弾くの?」 と子どもが聞くと「様々な音が出るから他の楽器を助けてくれるよ」と演奏者の方との交わりが持てた良いひとときとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

2023.03.20

卒園記念礼拝の様子

第104回卒園記念礼拝が行われました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、出席者の人数を制限し、グループ毎の開催となりましたが、3月11日、柔らかな春の陽射しの下、期待と夢をもってお家の方や職員からのたくさんの祝福の中で自信に満ちあふれた表情で巣立ちました。
式の中では、牧師先生に一人ひとり祝福を受けながら修了証書を頂きました。私たちの園では一人ひとりを神さまの前で祝福をして受け入れ、祝福と共に送り出すことを大切にしています。感謝の言葉では自分たちの思ったこと、振り返ったことを考え言葉で表現する姿に成長を感じました。
これからも神様のお守りの中、健やかに、幸せに、ひかりの子として歩んでいけますようお祈りしております。

 

 

 

 

 

 

2023.03.03

積み木の面白さ

ひかりの子では遊具や遊び環境には「本物」と「自然のもの」に触れる事が大切だと考えています。その一つとして「白木の様々な形の積み木」を使用しています。

積み木は見立てる自由性、数学的要素(形、大きさ、量など)、空間認知力、創造力、集中力を養う素材であり、0~5歳児が共有できる素材です。未満児は「触れること」、以上児は「発達に合わせて積み木活動」を取り入れています。

年長組はひかりの子フェスタ(作品展)に向けて、テーマ「私たちの街」として、グループ毎に分担をして取り組みました。
マットの敷き方も色々な所から繋げていくと上手くはまらない経験から、中心から外側に向けて繋げてくと良いことに気づいたり、グループ毎に積み木の高さ、長さ比べをしていく事でどうすれば崩れずに積めるのか、話し合ったり、他のグループと比較したりする中で、まっすぐ同じ間隔で積んでいく事を発見したり、声を掛け合って丁寧に積み上げていくようになりました。

年長組は積み木活動を通して、自分たちで考え、伝え合い、相手の思いを受け入れる事でイメージを共有する楽しさを味わいました。時には意見の食い違いがありながらも、全員で協力して大きな作品を完成させることができた喜びを分かち合うことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023.03.01

こといろの様子

2学期のご報告

 

2学期も豊かな日々をすごしました。

 

2学期にやりたいこと。こといろ運動会、ぶどう狩り、漫画喫茶、カードゲーム大会、スィーツまつり、水遊び、お仕事体験、高校見学、盛岡遠足、こびと探し、などなどなど。沢山の企画案があがりました。そして、ほぼ実現!!企画は、検討段階からメンバーのアイディアがあふれ、どこにもないユニークな内容が実現されます。

今年度は、こといろ初の企画「登山」が実現しました。登山にむけて、メンバーから体を鍛えることを提案。城山公園への徒歩遠足、体育館への往復を歩くこと、日詰商店街散策もすべて登山に向けてのトレーニング企画でした。どんどん体力がつき、体つきの変化を実感するメンバーもいたほど。紫波町黒石山に挑戦しましたが、当日は参加者全員が元気に登りきり、頂上からの素晴らしい景色に感動して帰ってきました。驚いたことは、だれも筋肉痛にならなかったこと。楽しみながら積み重ねた日々の努力の成果です!!

 

 

 

ひかりの子作品展に今年度も参加しました。「うまくいかないかも」という気持ちを越えて「きっと私ならできる」と継続したダイアモンドアート。「みんなの意見は参考にするけど、どうするか決めるのは自分だから」と、想いを実現しながら一人で制作した模造紙5枚分のこといろ紹介。「見た人がこの中からこといろの字を探すんだ」とミッケ方式で描かれたこといろポスター。「間に合わせる!」と、何日も工作小屋にこもって描き上げた紫陽花と虹の絵。タブレットで描いた、まるで写真のような夕焼け。「ぱっとおりてきたから」と制作されたこといろの紹介動画。「この色が好き」と選んだステンドグラス。にじみ絵。それぞれの想いと力が互いに光り合い、とても素敵な展示になりました。作品からあふれるそれぞれが歩んだ物語に心が震えます。

 

 

 

今年のこといろ畑、りんご農園も豊作でした!!

みんなでお世話してきた野菜とりんごです。にんじんの葉が伸びれば、天ぷらに。きゅうりが採れればサラダや漬物に。収穫したての食材がこといろご飯にならび、畑の話をしながら食べることの豊さが日々あります。調理や学びに大活躍の野菜とりんごですが、今年も販売しました。コロナ禍のため、教会玄関前での対面販売は控えましたが、職員への販売と親カフェでの販売を経験しました。お値段も優しく、味も抜群なので、大好評!!会計管理もメンバーがしっかりと行っています。さて収益を何に使うか、これから話し合いです。

 

 

 

毎週金曜日の調理、毎日のお味噌汁作り、それぞれ時間を活用してのスイーツやおかず作りが継続されています。どんどん腕をあげているメンバー。全体で分担して作ることの多かった金曜日ですが、この料理は自分が担当する、ここは俺に任せてくれ、などいろんなカタチでそれぞれの調理が進行することが多くなってきました。

肉まん、ピザ、ドーナツ、餃子、天丼、もうびっくりするほど毎回美味です。BBQでは炭火で焼いた肉とホットプレートの味比べも。炭火での棒パンやバームクーヘンにもチャレンジしました。作って食べて笑って、味やにおいや手先の感覚も。そのすべてがメンバーの栄養になりますようにと思っています。

 

 

 

2学期も地域の皆様に支えられて活動することができました。民生児童委員の皆様との焼き芋会にご招待いただき、温かくて美味しいひと時をすごさせていただきました。また、お仕事体験に協力してくださった、矢巾映像の佐藤孝様、ぶどう園の藤原博士様にも貴重な機会をいただきました。こといろで炊いているご飯は、地域の方からご寄付いただいたお米です。お菓子の寄付、遠方からの本の寄贈にも心から感謝しています。メンバーが日々活用しているICT教材eboard様から、プロジェクター、Ipad、PCを、しわまち・コーディネット様からもPCを寄贈していただいています。そして、こといろ調理道具や食器は全て日詰教会からご寄付いただきました。

メンバーがまだ出会ったことがない方々も、私たちを応援してくださっているということに、安心をいただき、温かい気持ちが広がっています。その支えの大きさに、心から感謝しています。

 

 

 

こといろの活動を応援してくださる方々が「こといろ応援団」として力と知恵をかしてくださっています。そんな皆様と「親カフェtoiro」をスタートしました。お茶を飲んで、講座で学んで、おしゃべりしたりゆっくりしたりできるカフェです。今年度は計4回の開催ですが、温かくつながり合う時間が作られています。ある保護者の方が「一人じゃないよ」と伝えたいと話してくださいました。一息ついて、大事なことを大事にできたり、力が湧いてきたり。そんなカフェになっていることが嬉しいです。

 

 

 

みんなでカードゲーム。こんな時間がとっても大事。こといろには数々のカードゲームがありますが、ゲームを通しての学びはとても深いです。コミュニケーションをはかったり、勝敗にこだわったり、読解力、計算力、計略をめぐらす等、自分と向き合う時間です。カードゲームもそうですが、参加するもしないも自分で決めます。みんなでいても、一人でいても大丈夫。それぞれの「今」、それぞれの「時間」があります。たとえ遠回りのようにみえても、それが一番着実な歩みであることを感じています。

 

 

 

一人ひとりに伴走しながら、3学期も豊かにすごしていきます!!