学校法人岩手キリスト教学園認定こども園 ひかりの子

2023.03.01

こといろの様子

2学期のご報告

 

2学期も豊かな日々をすごしました。

 

2学期にやりたいこと。こといろ運動会、ぶどう狩り、漫画喫茶、カードゲーム大会、スィーツまつり、水遊び、お仕事体験、高校見学、盛岡遠足、こびと探し、などなどなど。沢山の企画案があがりました。そして、ほぼ実現!!企画は、検討段階からメンバーのアイディアがあふれ、どこにもないユニークな内容が実現されます。

今年度は、こといろ初の企画「登山」が実現しました。登山にむけて、メンバーから体を鍛えることを提案。城山公園への徒歩遠足、体育館への往復を歩くこと、日詰商店街散策もすべて登山に向けてのトレーニング企画でした。どんどん体力がつき、体つきの変化を実感するメンバーもいたほど。紫波町黒石山に挑戦しましたが、当日は参加者全員が元気に登りきり、頂上からの素晴らしい景色に感動して帰ってきました。驚いたことは、だれも筋肉痛にならなかったこと。楽しみながら積み重ねた日々の努力の成果です!!

 

 

 

ひかりの子作品展に今年度も参加しました。「うまくいかないかも」という気持ちを越えて「きっと私ならできる」と継続したダイアモンドアート。「みんなの意見は参考にするけど、どうするか決めるのは自分だから」と、想いを実現しながら一人で制作した模造紙5枚分のこといろ紹介。「見た人がこの中からこといろの字を探すんだ」とミッケ方式で描かれたこといろポスター。「間に合わせる!」と、何日も工作小屋にこもって描き上げた紫陽花と虹の絵。タブレットで描いた、まるで写真のような夕焼け。「ぱっとおりてきたから」と制作されたこといろの紹介動画。「この色が好き」と選んだステンドグラス。にじみ絵。それぞれの想いと力が互いに光り合い、とても素敵な展示になりました。作品からあふれるそれぞれが歩んだ物語に心が震えます。

 

 

 

今年のこといろ畑、りんご農園も豊作でした!!

みんなでお世話してきた野菜とりんごです。にんじんの葉が伸びれば、天ぷらに。きゅうりが採れればサラダや漬物に。収穫したての食材がこといろご飯にならび、畑の話をしながら食べることの豊さが日々あります。調理や学びに大活躍の野菜とりんごですが、今年も販売しました。コロナ禍のため、教会玄関前での対面販売は控えましたが、職員への販売と親カフェでの販売を経験しました。お値段も優しく、味も抜群なので、大好評!!会計管理もメンバーがしっかりと行っています。さて収益を何に使うか、これから話し合いです。

 

 

 

毎週金曜日の調理、毎日のお味噌汁作り、それぞれ時間を活用してのスイーツやおかず作りが継続されています。どんどん腕をあげているメンバー。全体で分担して作ることの多かった金曜日ですが、この料理は自分が担当する、ここは俺に任せてくれ、などいろんなカタチでそれぞれの調理が進行することが多くなってきました。

肉まん、ピザ、ドーナツ、餃子、天丼、もうびっくりするほど毎回美味です。BBQでは炭火で焼いた肉とホットプレートの味比べも。炭火での棒パンやバームクーヘンにもチャレンジしました。作って食べて笑って、味やにおいや手先の感覚も。そのすべてがメンバーの栄養になりますようにと思っています。

 

 

 

2学期も地域の皆様に支えられて活動することができました。民生児童委員の皆様との焼き芋会にご招待いただき、温かくて美味しいひと時をすごさせていただきました。また、お仕事体験に協力してくださった、矢巾映像の佐藤孝様、ぶどう園の藤原博士様にも貴重な機会をいただきました。こといろで炊いているご飯は、地域の方からご寄付いただいたお米です。お菓子の寄付、遠方からの本の寄贈にも心から感謝しています。メンバーが日々活用しているICT教材eboard様から、プロジェクター、Ipad、PCを、しわまち・コーディネット様からもPCを寄贈していただいています。そして、こといろ調理道具や食器は全て日詰教会からご寄付いただきました。

メンバーがまだ出会ったことがない方々も、私たちを応援してくださっているということに、安心をいただき、温かい気持ちが広がっています。その支えの大きさに、心から感謝しています。

 

 

 

こといろの活動を応援してくださる方々が「こといろ応援団」として力と知恵をかしてくださっています。そんな皆様と「親カフェtoiro」をスタートしました。お茶を飲んで、講座で学んで、おしゃべりしたりゆっくりしたりできるカフェです。今年度は計4回の開催ですが、温かくつながり合う時間が作られています。ある保護者の方が「一人じゃないよ」と伝えたいと話してくださいました。一息ついて、大事なことを大事にできたり、力が湧いてきたり。そんなカフェになっていることが嬉しいです。

 

 

 

みんなでカードゲーム。こんな時間がとっても大事。こといろには数々のカードゲームがありますが、ゲームを通しての学びはとても深いです。コミュニケーションをはかったり、勝敗にこだわったり、読解力、計算力、計略をめぐらす等、自分と向き合う時間です。カードゲームもそうですが、参加するもしないも自分で決めます。みんなでいても、一人でいても大丈夫。それぞれの「今」、それぞれの「時間」があります。たとえ遠回りのようにみえても、それが一番着実な歩みであることを感じています。

 

 

 

一人ひとりに伴走しながら、3学期も豊かにすごしていきます!!

 

2023.02.21

子育て支援カフェ通信3月号

子育て支援カフェより3月のお知らせです。

事前予約の際は、当日の朝9時までにご連絡ください。

 

 

 

 

2023.02.06

年長親子講演会~命と夢の大切さについて~

本来であれば、年長組親子講演会として開催していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため今年度は、子ども向け、保護者向けの二部構成で「元メイク・ア・ウイッシュジャパン」の大野寿子さんをお招きしました。
「メイク・ア・ウイッシュジャパン」は、「難病と闘う子どもの夢をかなえる」ことを目的とした国際的なボランティア団体です。夢を実現することによって、子どもたちに生きる力や病気と闘う勇気をもってもらいたいという活動の願いに共感し、毎年年長の親子を対象に続けている行事の一つです。


第一部では年長組の子どもたちに向けてお話して下さいました。子どもたちも、夢の実現に向かって頑張っている友だちの様子を真剣に見たり聴いたりしながら、病気と闘う子どもたちの心の強さを感じたり、夢を実現することによって生きる力や勇気、そして新たな夢へ挑戦する心が生まれることを知り、どのお話も心に響く内容でした。また、それらを支える活動について知り、「がんばれ!」と応援することも大きな力になることを感じると受け止めの時間に、「助ける人になりたい」という声も聞こえてきました。大野さんのお話は親しみやすく、「夢をかなえる力の種」と「くじけそうになった時に助けてくれる、励ましてくれる人」は神さまが用意してくださっている事も教えて下さいました。
自分以外の方の存在を知り、「夢」や「命の大切さ」を年長組なりに考える機会となりました。大野さんのあふれるばかりの笑顔や元気に、私たち一人一人が勇気を頂きました。講演会の最後には質問したり、大野さんに感謝の気持ちをこめた歌や、感じたことを自分たちで書いたメッセージカードをプレゼントしました。生活の中で困っている友だちに声を掛けることや、応援すること、友だちの良さに気づき伝え合うことを遊びや生活を通して大切にしていきたいと思います。

 


第二部は年長の保護者の方向けの講演をして下さいました。「たくさんの人たちと心で手を繋いでいることを気づかされ、勉強になりました」「いつもの何気ない日常がとても幸せな事なんだと思いまいした」など、保護者の方々から沢山の感想を頂きました。
この講演会を通じて、命の尊さ、子どもたちの「今」を大切にすること、今私たち大人にできることは何か、を考えるきっかけとなりました。家庭でお子様と受け止めをしてくださったことにも感謝します。また、感じたことを自分だけのものにせずに、大野さんのお話を伝えたり、身近な人のために行動することを実践しながら過ごしていきたいと感じました。

 

2023.01.24

子育て支援カフェ通信2月号

子育て支援カフェより2月のお知らせです。

事前予約の際は、当日の朝9時までにご連絡ください。